10章戦略とは何か?
月曜日の午後、私がコーチングしているあるチームが会議室に集まって、次の実験を計画していました。マーケットリーはユーザー獲得を増やす方法を模索していましたが、問題がありました。チームメンバーは、ユーザー登録を妨げているものが何なのかわからなかったのです。この会議はそれが何なのかを解明するためのものでした。
「ユーザー登録のファネルを見ると、ステップ3で離脱しているのがわかります。なぜここで離脱するのか、原因を正確につかむところから始める必要があります。それが今週の目標です。どうすればよいでしょうか?」 私はチームにそう質問しました。ちょうどそのとき、CTOが会議室に入ってきて席に座りました。
ある開発者が言いました。「この人たちに連絡する方法を考えなければいけないですね。たぶんこうすればできると思うんですけど……」
突然CTOが割り込んできてこう言いました。「プロダクト戦略がわからないんだけど、戦略は何?」
「どういうことでしょう? 問題の原因を突き止めれば、作るべきものが決められるんですが。目標ははっきりしていて、それを取り巻く問題を見つけたので、今それに対処しようとしているんです」 私はそう返しました。
「いや、戦略が必要なんだ。今週末までに、サイトのコンテンツ、必要なバックエンドを含め今後3か月で構築予定のものすべての仕様書を見たいんだ」 彼はそう言いました。
「なぜ作るのかわかってもいないのに、何を作るかなんて言えますか? 解決すべき問題がわからないと、適切なプロダクトがどんなものなのかわかりません」 私はそう言って押し返しました。
CTOが欲しかったのは戦略ではありません。欲しかったのは計画でした。
優れた戦略とは詳細な計画のことではありません。意思決定を助けるフレームワークが戦略です。ステークホルダーが望んでいる機能の一覧とそれをどうやって実現するかの詳細な情報で構成した文書のことをプロダクト戦略だと考える人がたくさんいます。その人たちは、 ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access