October 2020
Beginner to intermediate
224 pages
2h 18m
Japanese
プロダクト開発は不確実性に満ちています。事実と、学習する必要があることを分離するのが重要です。そのためには、図5-1に示すように、私たちの置かれた状況において既知のことと未知のことを明らかにします。
図5-1 既知と未知†1
[†1] 訳注:縦軸は認知、横軸は事象を指し、縦横の順番に読めばよい
プロジェクトを開始するときは、まず自分たちが何を知っているのかを明らかにします。その状況において真であること、つまり既知の知識から始めるのです。これはデータから収集できる事実だったり、顧客からの重要な要求だったりします。この時点では、すべての要求が明確である必要はありませんが、そのうちのいくつかは明確でなければいけません。政府の規制によって義務付けられているものや、仕事を片付ける上で必須の基本的なニーズなどです。
それらの項目を事実として分類し、残りの不明な項目には既知の未知というラベルを付けます。既知の未知に分類されるのは、質問すべきことがわかっている場合です。検証すべき想定事項や、調査すべきデータポイント、特定したり探索したりできるような問題がそれにあたります。発見の手法や実験を活用することでこれらを明確にし、事実に変換し、その事実を踏まえて進めます。
未知の既知とは「こうするのが正しいと思う」というときのことです。長年の経験による直感とも言えます。直感に耳を傾けるべきではありますが、思い込みが入ることもあるので注意が必要です。直感が正しいかどうかを確認したり実験したりすることが不可欠です。 ...
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