7章M&Aへの参加
Diggでエンジニアリング組織を率いていたときのことだ。Diggは資金が枯渇し、最終的に買収されることになった†1。この経験は私に大きな気づきをもたらした。特に資金がなく、ユーザーの基盤が縮小している会社の売却の現実と見かけについて多くを学んだ。この経験がもたらした衝撃は、謙虚さを学んだという言葉では到底表現できないものだった。
[†1] 著者による記事「How the Digg team was acquihired.(Diggチームが人材獲得目的買収された経緯)」(https://lethain.com/digg-acquihire/)参照。
その後、私はM&A(合併・買収)の交渉テーブルの反対側から企業を評価する機会をたくさん持った。そのほとんどは前進しなかったが、いくつかは実現したものもあり、議論のたびにエンジニアリング組織がこの複雑なプロセスで果たす役割についての学びを得た。買収にはリスクがつきもので、初期の議論では財務、法務、人事の各チームが大きな不安を抱えることになる。エンジニアリング組織も興味深いリスクプロファイルを持ち、潜在的な買収先のプロダクト価値と統合コストを評価する必要がある。
しかし、他の多くの部門とは異なり、エンジニアリング組織は買収完了後も深く関わることになる。通常、買収したプロダクトの統合や運用を主導することになるためだ。そのため、エンジニアリング組織は、特に慎重な査定を求められる。買収案件を入念に審査しても褒められることはない(多くの場合、同僚を困らせるだけだ)。しかし、これは極めて重要な仕事だ。将来性を左右するような買収案件を慎重に統合することは、エンジニアリング統括責任者としてできる最も影響力のある仕事の1つであるし、十分な検討がなされていない買収案件の進行を止めることもまた、間違いなく会社の進む道に大きな影響を与える仕事だ。 ...
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