序文
Instagramに新しいエンジニアを迎え入れるとき、私は決まってこう言います。「ようこそ! 今やこのチームは、かつて私が見たことのないくらい大きなチームになりました」 Instagramのエンジニアリングチームを、わずか数年で2人から500人までスケールさせるためには、優秀なチームと優れたマネージャーを育てるために必要な数多くのことをきわめて短い期間で学ばなければなりませんでした。そのため、私は何人もコーチをつけたり、本や記事を読んだりして、スポンジのようにアドバイスを吸収していました。その中でも一番良かったものはといえば、ロップ氏の著書や記事を読み、そのうえで、本人から話を聞くことでした。
こうして数年でチームを作り上げた経験から私が学んだのは、マネジメントとは、まずチームが直面している障害やメンバー間の軋轢といった情報を明らかにすることであり、さらにそうして得た情報を分析して、進むべき正しい道を見出すことである、ということでした。うまくマネジメントするためには、情報を手に入れることと正しい道を見出すことをどちらもうまくやらなければなりません。情報をうまく手に入れるためには、適切な質問をする必要がありますが、それだけでなく、質問に本音で答えられる文化を作らなければなりません。進むべき道を見つけるためには、多くの取り得る解決策について学び、その時々の状況に応じて最適な解決策を選ぶ必要があります。
それが「やらなければならないこと」ですが、ロップ氏の本書を読めば、「それをどうやるか」がわかるようになります。それは、自己研鑽を絶え間なく続けていくことに他なりません。そのためには、やるべきことをまずは理解し、それを日々の仕事に取り入れ、洗練させていかなければならないのです。 ...
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