第Ⅰ幕Netscape:マネージャー
聞いた話によると、シリコングラフィックスの創業者であるジム・クラークは、自分で出資して何かをやりたいと考えていました。出資先を求めて多くの人に話を聞き、最終的にマーク・アンドリーセンと出会いました。マークに関しては、会ったことのある人は誰もが、とにかく明るい人物だと言います。最初はニンテンドーと組んで何かしようとしましたが、うまくいきませんでした。そこでマークは、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で立ち上げていたウェブブラウザ「Mosaic」のプロジェクトに参画するよう提案しました。1994年のことです。
アーバナ・シャンペーン校の仲間たちは、ほとんどがまだアーバナにいたので、ジムとマークは、彼ら全員を共同設立のエンジニアとして雇うべく現地に飛びました。結果、ほとんどのエンジニアはその提案を受け入れて、ベイエリアに引っ越し、1、2回のデスマーチを経て、Windows、Mac、Unix用のブラウザの初期バージョンをリリースしたのでした。
この初期バージョンはすぐに破棄されます。
その後もデスマーチは続き、あらゆるプラットフォーム向けのソフトウェアがリリースされました。さらに人が雇われ、オフィススペースも広がり、スタートアップのピリピリとした緊張感が続きました。そして迎えたのが株式公開で、それによってあらゆることが変わりました。
私が入社したのは株式公開後の1996年、会社が極度の興奮状態に包まれていた時でした。最初の仕事を辞めてすぐのことです。私はカリフォルニア大学サンタクルーズ校を卒業し、Borlandでエンジニアとして働いていました。Microsoftが独占戦略によって、Borlandを死の淵に追いやった後、私はSymantecに逃げ込みました。Symantecもシリコンバレーの初期の寵児でしたが、ジムとマークが引き起こしていた当時の熱狂には遠く及びませんでした。それが今日のNetscapeです。 ...
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