7章パフォーマンスに関する質問
これからリーダーとして仕事をしていくうえでは、パフォーマンス管理というものに直面することもあるでしょう。パフォーマンス管理に関する私からの最初のアドバイスは、そう簡単に実践できないものです。そのアドバイスとは「パフォーマンス管理という言葉を考えたり口にしたりしてはいけません」です。確かに、そんなことは不可能なのですが、もしできれば、それに越したことはありません。理由を説明していきましょう。
パフォーマンス管理にまつわる苦労をこれまで散々してきたのですが、今では「明確に定義されたわかりやすいワークフローで、従業員の業績の向上か、従業員の退職のどちらにも繋がるもの」と定義しています。
「パフォーマンスを管理する」と言ったり、考えたりした瞬間から壁にぶち当たります。その時点から、マネージャーと従業員の関わり方のルールが変わるのです。その人との自然な交流やコミュニケーションが、パフォーマンスが管理されているために格式張り、不自然なものになってしまいます。それまではすんなりできていた会話が、ぎこちなくなり、妙な間があくようになってしまうのです。カリスマを備えた賢い人なら「管理職の仕事のうちだよ」と言うでしょう。それにも一理あって、リーダーがパフォーマンス管理によって「よくできました賞」をもらえることは確かにあります。でも、「最優秀賞」がもらえるのは、早めに手を打って、パフォーマンス管理なんてしなくてよかったときです(これが、私の2つ目のアドバイスです)。
パフォーマンス管理がどういうときに必要になるかは、人によって千差万別です。しかし私はあくまでも、リスクを回避するために人を恐怖で押さえつけるようなパフォーマンス管理の考え方は、何がなんでも避けるべきだと考えています。それをしてしまうと、すべてが変わってしまうのです。 ...
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