20章兵士
これからお話しするベテラン兵士とは、スタートアップが立ち上がったばかりの頃にいる人たちです。前にも書いた通り、ベテラン兵士は有形無形のやり方で文化を定義しています。わかりやすく言えば、彼らの行動やお互いの接し方が、会社の価値観に過度に影響を与えてしまうということです。
ベテラン兵士がベテラン兵士になれたのは、成功し、新兵の席が作れるほどチームが大きくなったからです。新兵と言われるかどうかは、最初は能力や年齢、経験ではなく、いつ採用されたかで決まります。創業期にはいなかったので、文化的には明らかに不利な状態で仕事を始めることになります。
私は過去3回の企業で、ほぼ同じ成長のターニングポイントを迎えました。それが、新兵の「到着」、「教育」、「統合」です。私は役割上、ベテラン兵士と新兵の間に戦略的に配置されています。そのため、この10年間で私が書いてきたものの多くで、ベテラン兵士と新兵がそれぞれどのように機能し、何に価値を置き、どのようにやりとりするのか(あるいはできないのか)を解きほぐし、書きとめることに注力してきました。
そして、それぞれの会社で、これからご紹介する画期的な出会いがありました。
20.1 問題対応ミーティング
問題が発生しました。具体的な内容は重要ではありません。重要なのは、ベテラン兵士も新兵も、今回の問題を予測していなかったということです。みんなが驚き、誰かがミーティングを招集しました。ベテラン兵士と新兵のどちらのメンバーもみんな招待されているところから、問題が大きいことがわかります。
ミーティングが始まると、いつものように、ベテラン兵士の一人が自信満々に問題対応の手順を語り始めます。他のベテラン兵士が参考になる提案をしてくれたり、誰かがホワイトボードの前に立って書記をやってくれたりします。「みんな、どうやら、片付きそうだね」 ...
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