
エージェンティックAI として動作するソフトウェア開発チームをLangGraph を用いて構築し
ます。
第7章 アプリケーション
これまでに学んだ知識を応用し、実際にLLMを活用したアプリケーションを開発します。
マルチモーダルチャットボット、クイズ作成システムを通じて、実践的なLLM の利用方法を
学びます。
本書が対象とする読者と、取り扱っている内容
本書では、対象読者としてLLM を活用したソフトウェアを開発したい開発者、研究者、学
生を想定しています。事前に機械学習の知識は不要です。一方で、「LLMを利用する」のでは
な く「 LLMを自前で開発したい」と考えている読者にとっては、本書の内容は不十分な可能性
があります。具体的には、PyTorch やTensorFlow などのフレームワークの使い方、GPU
(Graphics Processing Unit)の活用方法、発展的な学習手法については本書では扱いません。
そのため、LLM の内部実装や学習パイプライン構築に重点を置く読者は、別の専門書やリ
ソースにあたる必要があります。
また、第1 章と第2 章では、一部、数式を扱います。できるだけ日本語や図解で直感的な理
解を補いつつ、曖昧さを避けるため数式も載せています。数式レベルでの理解には、大学初年
度程度の数学知識があると望ましいでしょう。
第4 章以降はPython を用いたLLM の利用手法が中心となります。ソースコード例は全て
Pythonで書かれているため、読者が Pythonの環境構築やプログラムの基本的な読み書きを行 ...