
7
クイズ作成・採点システム
7.2
本節では、n択クイズ作成・採点システムの作成を通して、LLMをソフトウェア部品とし
てアプリケーションに組み込んで利用する方法を紹介します。チャットシステムでは、ユーザ
のメッセージをそのまま大規模言語モデルに渡し、大規模言語モデルの出力をそのまま表示し
ていました。しかし、チャット以外の用途に、LLMの出力を用いる場合、大規模言語モデル
の出力からプログラムで必要とする情報を抽出する必要があります。そこで、本説では、
LLMからの出力をプログラムで利用する方法を中心に学びます。
本節では、クイズの生成にLLM を利用しますが、LLM の出力をプログラムで使えるように
する術を学ぶことで、LLMの応用が広がるものと考えます。
7.2.1
クイズ作成・採点システムの概要
本節で作成するクイズシステムの画面を図7.2.1 に示します。ユーザは次の項目を入力する
ことで、n択クイズを作成します。
カテゴリ:クイズのカテゴリ
選択肢の数(n):選択肢の数
難易度:1~ 10の値。1が最も易しく、10 が最も難しい
問題数:1~ 10の値。作成する問題の数
図7.2.1 の画面は、カテゴリに「プログラミング」、選択肢の数として
n=3
、難易度は
7
、問
題数に
1
を設定した様子を示しています。ユーザが「クイズを生成」ボタンを押すと、大規模
言語モデルが生成したクイズが画面に表示されます。画面には問題だけでなく、3択の選択肢
がチェックボックスとともに表示されます。ユーザは、選択肢から解答を選んだ後 ...