
3
Few-Shotプロンプティング
3.3
Few-Shotプロンプティング [Brown et al. 2020] は、モデルにタスク遂行のための少数の例
示を与えることで、Zero-Shotプロンプティングの限界を補う手法です。この手法では、少数
の例示を使ってLLM をタスクに適応させることで、特定のタスクに特化した性能を引き出す
ことができます。
Few-Shotプロンプティングは、LLM の文脈内学習(In-context learning)と呼ばれる能力
を活用しています。文脈内学習とは、LLMが与えられた文脈(context)から新しいタスクを
学習する能力のことを指します。Few-Shotプロンプティングでは、例示を通じてLLM にタ
スクの文脈を提供し、文脈内学習を促進することで、タスクに特化した性能を引き出します。
3.2と同じ映画レビューの感情分類タスクを例に、Few-Shotプロンプティングを説明しま
す。今回も感情分類タスクで、レビューを「ポジティブ」「ネガティブ」「ニュートラル」の 三
つに分類することを期待する場合を考えます。Few-Shot プロンプティングでは、次のような
プロンプトを使用することで、LLMをこのタスクに適用させることができます。
I N
次の例を参考に、映画レビューの感情を分類してください。
例 1:
レビュー: この映画は期待以上の出来でした。独創的な脚本、巧みな演出、俳優陣の熱演が見事に
調和していました。ストーリーに引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。この映画を見て ...