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は女性的な役割を設定すると、ジェンダーニュートラルな役割の時よりもわずかに性能が悪く
なることが有意な差として報告されています。論文ではこのようなジェンダーによるパフォー
マンスの差について、社会的なジェンダーステレオタイプに由来するモデルのバイアスが原因
である可能性が示唆されています。
3.10.3
ペルソナの設定
Jiangらの研究 [Jiang et al. 2024] では、ビッグファイブモデル(Big Five Model)に基づく
性格特性をLLM に設定することで、LLM がその性格特性に合致した言語的特徴を示すように
なり、人間らしい対話が可能になるとしています。
ビッグファイブモデルは、人格心理学において最も広く受け入れられている性格特性の分類
法の一つです。このモデルは、人間の性格を次の五つの特性(特性尺度)に分類します。
外向性(Extraversion):社交的、活発、積極的、自己主張が強いなどの特徴を示す。
協調性(Agreeableness):思いやりがある、優しい、協力的、寛容などの特徴を示す。
誠実性(Conscientiousness):責任感が強い、組織的、勤勉、計画的などの特徴を示す。
神経症傾向(Neuroticism):不安になりやすい、感情的に不安定、ストレスに弱いなどの
特徴を示す。
開放性(Openness to Experience):知的好奇心が強い、創造的、想像力が豊か、新しい
経験に開放的などの特徴を示す。
例えば、次のようなプロンプトを使用することで、 ...