
会話モデル
5.2
LangChainの会話モデルは、API プロバイダが提供するAPI を抽象化した統一的なインタ
フェースを提供します。各API プロバイダが提供するAPIには少しずつ差異があります。例
えば、同じように「次のメッセージを生成する」という目的を持つものでも、APIプロバイダ
ごとに少しずつ入出力の形式が異なります。LangChainの会話モデルは、この差異を埋める役
割を果たします。
LangChainの会話モデルは、主に次の機能を提供します。
会話モデルの作成
会話モデルの呼び出し(テキストのみ、マルチモーダル)
ストリーム呼び出し
バッチ呼び出し
出力フォーマットの指定(構造化出力)
ツールの指定
このうち、APIプロバイダ間で差異があるのは、主に会話モデルの作成です。会話モデルは
クラスとして提供されますが、APIプロバイダごとに異なるクラスが提供されます。一旦クラ
スをインスタンス化すると、大部分の機能はAPIプロバイダに依存しません。APIプロバイ
ダに依存する機能としては、マルチモーダルで会話モデルの呼び出しが挙げられます。
以降、本節ではこれらの機能について順に説明します。
5.2.1
会話モデルの作成
会話モデルを使用するためには、会話モデルのインスタンスを生成する必要があります。会
話モデルは、LangChainでは使用する APIプロバイダごとのクラスとして提供されています。
表5.2.1 にAPIプロバイダごとのクラス一覧を示します。会話モデルのクラスは、API プロバ ...