
SCRUM Boot Camp
はじめに
iii
月日が経つのは早いもので、私たちが
SCRUMBOOTCAMPTHEBOOK
の初版を世に出してから
7
年以上の時間が経ちました。この
7
年で日本におけるア
ジャイル開発の状況は大きく変化し、多くの現場でアジャイル開発の活用が進みま
した。国内でもアジャイル開発に関する大規模なイベントが増えて、大勢の人が事
例を持ち寄ったり、実践の事例がブログなどで多数公開されたりするようになって
います。ありがたいことにこの間、新しくスクラムを始めようとする多くの方が本
書を手に取ってくださいました。
その一方でスクラムもこの
7
年間で変化しています。初版の発売以降、
2013
年、
2016
年、
2017
年にスクラムの公式の定義であるスクラムガイドが改訂され、複
数のルールの追加や削除が行われました(たとえば以前は、デイリースクラムでは
開発チームのメンバーが
3
つの質問に答えるものとされていましたが、現在は
3
つ
の質問はオプションになっています)。いくつかの用語も見直されています。
このような変化のなかで、本書の初版の内容の一部が最新のスクラムの定義とそ
ぐわないところが出てきました。もちろんだからといってスクラムを進めるうえ
で初版の内容をもとにすると問題が起こるということはありませんが、せっかく
学習するのであれば最新の内容を習得いただきたいと考え、最新のスクラムガイド
(
2017
年版)をもとにして、本書を改訂することにしました。そして、今の開発
現場の風景がなるべく伝わるように、コラムや以前の文章を見直しました。 ...