
スクラムは、開発を実際に進めていく人たちを
3
つの役割(ロール)に分けてい
るんだ。
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プロダクトオーナー
●
開発チーム
●
スクラムマスター
プロダクトオーナーは、何のために何をどういう順番で作るかを考える人だ。も
ちろん、作るものは良いものにしないといけない。実際の利用者から高い評価をも
らえたり、顧客や自分たちのビジネスに貢献するために必要なことをやっていく。
ただし、使える予算や期待されるリリース日といった制約の中でそれをやらなきゃ
いけない役割だ。
開発チームは、プロダクトオーナーが実現したいと思っていることを、実際に作
る人たちのことだ。どうやって作るかは開発チームに任されている。コードを書く
だけでなく、要求を聞き出したり、見積もったり、設計、画面デザイン、テストを
したり、さらには作ったものをデモしたりするとか、必要な作業をすべてこなして
いく役割だ。
スクラムマスターは、プロダクトオーナーと開発チームがスクラムで開発をうま
く進められるようにする人だ。スクラムで決められていることをみんなにただ守っ
てもらうだけでなく、スプリントレビューを進められるように支援する。もし、何
かうまくいかないことがあって仕事が円滑に進んでないのなら、それを取り除く役
割だ。
スクラムで開発を進める場合には、開発リーダーやシニアエンジニアといった役
職や肩書きを持っている人も、必ずどれかのロールに当てはまる。そして、全員の
ことを指してスクラムチームと呼んでいる。
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ロールはただの目印なんだ
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