
SCRUM Boot Camp
実践編
06
開発を始める前に気になることの一つは、先の予想についてだ。最初のリリース
がいつ頃できそうなのかは誰もが知りたいはずだ。また、決められた期限があるな
ら、それまでに何が実現されているかも知りたいだろう。そして、それがステーク
ホルダーの期待に合っているのかも確認しておかないといけない。このように先の
見通しを整理するのが、計画を立てるということだ。では、スクラムではどうやっ
て先のことを予想するんだろう?
スクラムでは、プロダクトバックログの項目を見積もれば、先のことについて考
えることができる。プロダクトバックログには実現したいことが整理されていて、
それぞれがどれくらい大変か、作業量が見積もられている。単位はなんでもよく
て、「ポイント」と呼ばれる単位を使うことが多い。あとは、スクラムチームがス
プリントごとにどれくらいの作業をこなせるかがわかれば、さまざまなことが見え
てくる。
たとえば、
200
ポイント分の項目があって、これを全部実現したいとする。
1
ス
プリントあたり何ポイント分実現できるかがわかれば、すべてを実現させるため
に必要な期間が見えてくる。毎回のスプリントで
10
ポイント分をこなせるなら、
200
ポイントを終わらせるためには
20
スプリントが必要だ。もし
1
スプリントの
長さが
1
週間なら、
20
週間が必要だとわかる。期間は、実現したい項目の見積り
の合計をスプリントごとにこなせるポイント数で割れば導き出せるんだ。
期限が決められている場合も同様だ。この例だと