
スプリントは、スプリントレビューとスプリントレトロスペクティブの
2
つのイ
ベントを最後に開催して終わりだ。スプリントレビューは、今回のスプリントで完
成したものと今後について明らかにしていくイベントだ。そして、スプリントレト
ロスペクティブは、今回のスプリントでの作業の進め方を確認して、次のスプリン
トをよりうまく進めていくために用意されている。日本では、よく「ふりかえり」
と呼ばれている。ここでは、スプリントレビューについて考えていこう。
スプリントレビューでは、スプリント開始時に決めたプロダクトバックログの項
目のうち、完成したものを披露して、今後のためのフィードバックを引き出す。
進め方はこうだ。プロダクトオーナーは、何が完成していて、何が完成していな
いかを説明する。そして、開発チームがそれぞれ完成したものを説明しながらデモ
をする。それから、内容について質問や議論をする。話し合うのは、完成したプロ
ダクトバックログの項目だけじゃない。今後の見通しについてもフィードバックを
得て、この先の開発を適切な方向に進められるようにプロダクトバックログに反映
させる。また、開発チームは、スプリントでうまくいったこと、問題点、どう解決
したかについても話して、スクラムチームの現状をより詳しく理解するための情報
を共有したりする。
参加するのはスクラムチームだけじゃない。必要であれば、プロダクトオーナー
は重要なステークホルダーも呼ぼう。招待するステークホルダーは、どう実現した
かを見てほしい人と今後についての議論に必要な人たちだ。こうすることで、より ...