
SCRUM Boot Camp
実践編
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プロダクトバックログは、ずっと更新し続けるものだ。たとえば、大きなプロダ
クトバックログの項目を分割してできた項目や、スプリントレビューでもっとこう
したほうがいいと思ったことなどを追加する。開発チームが、開発するうえで必要
だと思ったことも追加される。こうしていろんなことが追加されると、いつの間に
か、プロダクトバックログがどうなっているのか、誰にもよくわからなくなってし
まう。では、そうならないためにはどうすればいいんだろう?
たとえば、プロダクトバックログに記入できる人を決めてしまうのはどうだろ
う? また、追記するためのルールを決めるのはどうだろう?
スクラムチームを取り巻く状況は絶えず変わる。あとから必要なことが出てきた
り、もっと良くするためのアイデアも出てきたりするだろう。また、所属する組織
のどこかから突然何かが降ってくることもある。こうした状況の変化を整理しなが
ら、スクラムチームとして何を達成すべきかを常に明らかにするのがプロダクト
バックログだ。開発をうまく進めていきたいなら、まずは状況の変化を見逃さない
ことが大切だ。変化に気づくのは開発チームかもしれないし、実際に使う人かもし
れない。こういう周りの声はなるべく早く聞いて、たくさん集めたうえで今後のこ
とを考えたい。何かを判断するには、なるべく多くの最新の情報をもとにしたほう
がいい。プロダクトバックログを記入する係を決めてしまうなどすると、どうして
も状況の変化に気づくのが遅れたり、内容を誤解して書いてしまったりする。プロ ...