
SCRUM Boot Camp
実践編
11
スクラムでは、すべてのイベントにタイムボックスが設けられている。もしスク
ラムを始めたばかりなら、まずはタイムボックスを守ることから始めてみよう。
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スプリントの期間は
1
か月以内
●
デイリースクラムは
15
分以内
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スプリントプランニングは
8
時間まで(スプリント期間が
1
か月の場合)
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スプリントレビューは
4
時間まで(スプリント期間が
1
か月の場合)
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スプリントレトロスペクティブは
3
時間まで(スプリント期間が
1
か月の
場合)
タイムボックスの考え方は簡単だ。制限時間を設けてその中で必要なことをや
り、時間内に終わらなかったものは次のタイムボックスに回すだけだ。やることを
すべて終わらせるまでにどのぐらいの時間が必要か、というのとは逆の考え方だ。
たとえば、スプリントの期間内に作業が終了しなくても、期限がくればその作業は
中断されるんだ。中断したものは、次のスプリントで再びやるかどうかから考え直
す。
スプリントは、タイムボックスの代表例だ。スプリントの期間を一定にして、実
際にどこまでできたかを計測する。そうすることで、最低限、絶対に実現したいプ
ロダクトバックログの項目が完成するのに、どれくらいのスプリントが必要かが予
測できる。もしその項目の見積りの合計が
10
ポイントで、各スプリントで
3
ポイ
ント完成できるなら、
4
スプリントぐらいは必要だってわかる。逆に、期間の都合
でスプリントの回数が固定ならば、何ポイント分まで完成できるかもわかる。先の
ことを具体的に予測するためには、タイムボックスは不可欠なんだ。 ...