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章
センサーと検出器:入門
効果的に情報監視するには、さまざまな人がさまざまな目的で設置したさまざまなセンサーから収
集したさまざまな種類のデータを足がかりとする必要がある。
セキュリティ監視/ 診断システムは、異なった種類のデータや別の視点からのデータを収集する多
数多様なセンサーを組み合わせて構成する。本書では、ネットワーク上を流れるデータやコンピュー
タの挙動を記録し、ネットワークのセキュリティ監視や診断に使用できるデータ収集デバイスを総称
して、センサーと呼ぶ。センサーの例として、ネットワークタップ(分岐器)がある
*1
。ファイアウォー
ルのログ
*2
もセンサーとして利用することができる。どんなデバイスでもセンサーとして利用可能で
はあるが、どれも単独では完璧な監視や診断ができるものではない。そこで、これらを組み合わせ
てシステムを構成するが、その網羅性と冗長性とのバランスが重要である。網羅的にデータが
収集
できる完全なものを構築したい場合は、膨大な数の異なる機能のセンサーを使うことになる。しかし、
それらのセンサーが収集したデータには重複する部分があるので、過度に冗長なシステムとなって
しまう。逆に、収集するデータに重複が発生しないようにすると、冗長性の点では問題はなくなるも
のの、収集できないデータの漏れが発生し網羅性が達成できなくなる。冗長性なく網羅性を得るこ
とはおそらく不可能だが、この2つは監視システム構築の指標となる。
利用するセンサーにはそれぞれ固有の得手、不得手がある。例えば、ネ