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章
ホスト型センサーとサービス型センサー:
データの生成元でログに記録する
本章では、ネットワークからデータの生成元であるコンピュータへ目を移す。そして、侵入検知シ
ステムIDS(Intrusion Detection System)のようなホストコンピュータ上で動作するホスト型セン
サーと、電子メールなどの特定のサービスが残すログなどを使うサービス型センサーとについて説明
する。ログは、システムやアプリケーションが稼働状況を記録したものである。ホスト型センサーに
分類されるものには、コンピュータシステムのOS が残すログ、アンチウィルスソフトウェアなどの
ホストコンピュータ上で動くセキュリティツール、McAfee 社のホスト侵入防止システムHIPS(Host
Intrusion Prevention System)などがある。これらは、ホストコンピュータやOS の状態を監視し、
ディスクの使用状況や周辺デバ
イスのアクセスなどを追跡する。サービス型センサーに分類される
ものは、Webサーバのサービスやメールサーバの転送ログに代表される特定のサービスの活動を記
録したものである。例えば、誰が誰に電子メールを送信したか、過去5 分間にアクセスされたURL
(Universal Resource Locator)は何か、特定のサービスが拒否した要求がないかなどである。本章
では「ログ」という言葉を、ホストログとサービスログの両方に用いる。
ネットワーク型センサーで収集したデータよりもこれらのログの方が分析しやすい。 ...