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12
章 ボリュームと時間の分析
発時の決断が、高水準のDDoSに対するシステムの脆弱性に影響を与えることもある
*1
。
攻撃者はインターネットインフラを使って攻撃を行うこともできる。この種の攻撃は、一般
に応答サービスを利用するし、偽装した標的アドレスに応答を送信させることで攻撃を行うも
のである。この種の攻撃の典型例であるスマーフ(smurf)攻撃は、pingを用いる。サイトB
にDDoSを行いたいホストA は、サイトBになりすましてpingをブロードキャストアドレスに
送信する。すると、このpingを受信したすべてのホスト(つまりブロードキャストアドレスを
共有するすべてのホスト)がサイトBを応答であふれさせる。最近のこの種の攻撃としては、
DNSリフレクションを利用するものが一般的である。攻撃者が、標的になりすましてリクエス
トをDNSリゾルバに送ると、DNSリゾルバはそれに応じて、ありがたい情報の詰まった大き
なパケットを標的に送ると
いうわけだ。
*1
12.5
ボリューム分析と局所性分析の適用
本章で紹介した現象は、さまざまな方法を使って検知できる。一般に、問題は現象の検出ではなく、
悪意のある活動と、紛らわしいが正当な活動とを区別することにある。この節では、検知システムを
構築する際の、偽陽性を低減するさまざまな手法を紹介する。
12.5.1
データ選択
トラフィックデータにはノイズが多く、トラフィック量と現象の悪意にはほとんど関係がない。攻
撃者が
ssh
を使ってネットワークを制御している場 ...