
2.3
NetFlow
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2.3
NetFlow
NetFlowはCisco Systems社が開発したトラフィック要約の標準で、もともとはネットワークへの
課金に用いられていた。セキュリティのために作られたものではないのだが、NetFlowは驚くほど
セキュリティ解析に適していた。というのは、ネットワークトラフィックセッションをコンパクトに
要約することができるからだ。その要約は、高速にアクセス可能で、比較的コンパクトなフォーマッ
トとしては、価値の高い情報を含んでいる。NetFlowは、1999年に最初のflow-toolsパッケージが
公開されて以来、セキュリティ分析にますます使われるようになり、さまざまなツールが開発されて
いる。例えば、ペイロードの一部を抜き出してフィールドとして追加する機能などだ。
NetFlowの本質は、フローの概念にある。これは、TCP セッションを近似したものである。TCP
セ
ッションは、前述の通り、通信の両端でシーケンス番号を比較することで組み上げられる。複数
のTCPセッションに対するすべてのシーケンス番号をルータで管理することは不可能だが、タイム
アウトを用いることで、それなりの近似を行うことは可能だ。フローは、時間的に近接した、同一ア
ドレス間でやり取りされるパケットの集合である。
2.3.1
NetFlow v5
のフォーマットと領域
NetFlowには複数のバージョンがある。最新のバージョンは9であるが、NetFlow v5 が一般的に
使用されている。そこで、 ...