
60
4
章 分析のためのデータ記録:リレーショナルデータベース、ビッグデータ、その他の選択肢
10章を参照)。そのため、効率的なデータアクセスは技術的に大きな課題である。直接データにアク
セスするための時間は、アナリストが実行できる問い合わせ数に影響し、具体的には実行する分析
の種類に影響を及ぼす。
適切なデータシステムの選択は、格納するデータ量、格納するデータの種類、データを分析する
人数に左右される。唯一の適切な選択はなく、予想される問い合わせと格納するデータの組み合わ
せによって、最善の戦略を定める。
4.1
ログデータと
CRUD
パラダイム
CRUD(Create、Read、Update、Delete:作成、読み取り、更新、削除)パラダイムは、永続記
録システムに求められる基本操作を表す。永続記録で最も普及しているリレーショナルデータベー
ス管理システム(RDBMS:Relational Database Management System)は、ユーザが既存のコンテ
ンツを定期的に非同期に更新す
ることを前提としている。リレーショナルデータベースは、性能では
なく主にデータの整合性を目的として設計されている。
データの整合性を保証するには、大量のシステム資源が必要である。データベースは、各行での
追加処理やメタデータなどさまざまなメカニズムを使って整合性を確保する。RDBMSが本来対象と
している種類のデータにはこのような機能が必要である。しかし、ログデータにはこのような機能は
必要ない。
この違い