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章 グラフ分析
バとして動作するので、やり取りは双方向となる。しかし、スパマはいわばスーパークライアントと
して動作する。サーバとはやり取りするが、他者に対するサーバとして動作することはない。この
挙動は低いクラスタ係数として現れる。スパマを取り除くと、SMTPネットワークはよりP2Pネット
ワークに近くなり、クラスタ係数が上昇する。
13.5
グラフの分析
グラフ分析はいくつもの目的に利用できる。中心性はエンジニアリングとフォレンジック分析のど
ちらにも使える。成分とグラフ属性はさまざまな警告の作成に利用できる。
13.5.1
警告としての成分分析の利用
11章では、ブラインドスキャンなど、攻撃者が対象のネットワークを知らないことを利用する検
知メカニズムを説明した。連結成分を用いると、さまざまな種類の攻撃者の知らないことをモデル
化できる。攻撃者はさまざまなサーバやシステムのネットワーク上の位置を知っているかもしれない
が
、互いの関係を知らない。組織構造は連結成分を調べると特定でき、標的はわかっているかもし
れないが標的が互いにどのように関連しているかはわかっていないAPTやヒットリスト攻撃などの
攻撃は、連結成分を調べると特定できる。
この現象を警告として利用するために、図13-4のグラフ例を考えてみよう。この例では、ネット
ワークが2つの別々の連結成分(例えば、エンジニアリングとマーケティング)からなっており、互い
のやり取りはあまりない。攻撃者が現れてネットワーク上のホストとやり取りする ...