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本章では、本題である「設計」の話題に入る前に、エンジニアとして
のやりがいやキャリアパスなどを説明します。ひと口に設計といって
もその範囲は非常に広く、また多くのプロジェクト関係者が設計のスキルを
必要とします。設計スキルは設計者だけが持っていればよいのではなく、プ
ログラマやコンサルタントなどにも必要です。まずはこのあたりを整理する
ところから始めましょう。
設計者への道
本書のタイトルは『はじめての設計をやり抜くための本』です。プログラ
ミングはやってきたけれど、システムを設計することははじめての人。設計
の経験はあるものの、見よう見まねでやっているだけで、基礎からもう1回
勉強し直したい人。本書は、そうした設計の基本的な手法を知りたい人のた
めの本です。誰にでもはじめての瞬間は訪れます。新人のエンジニアにとっ
ても、はじめて設計を任される時が来るでしょう。仕事であれば、途中で投
げ出すわけにはいきません。そんな方々にとって、本書は設計をやり抜くた
めの一助になると思います。
最近ではインターネット上に多くの情報がありますので、本を買わなくて
もある程度の勉強はできます。最新の情報を入手するには、インターネット
は早くて安いという良いところばかりです。ただ、ある分野のまとまった知
識や手法を体系的かつ具体的に身に付けようと思えば、書籍を求める価値は
今でもあると思います。本書の特徴の1 つは、設計工程を最初から最後まで
一貫して説明するところにあります。ユースケースモデリングやデータベー ...