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導
入
編
1
設
計
編
ア
キ
テ
ク
チ
ャ
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必要な業務知識
要件定義や外部設計をするには、ユーザー企業の業界に関する業務知識が
必要になることがあります。業務知識とは、特定の分野の業務を行うために
必要な知識のことです。社会人として常識的な知識があるのに越したことは
ありませんが、それだけでは足りません。簿記会計などを勉強して会計知識
を持っている人はいるかもしれません。しかし、会社ごとに会計ルールを設
定している場合は、その会社ごとの業務知識があります。例えば、原価計算
方法や管理会計などは、会社ごとに違います。通常、小売業界では、発注が
あってから商品を配送するのが一般的ですが、物流倉庫会社では、得意先で
あれば事前の発注なしで商品が倉庫に運ばれてくることもあります。商品が
搬入された後で、商品明細がわかったりします。そうすると、入庫処理を行
うタイミングが、倉庫への搬入時とは違ったりするのです。このように、そ
の業界では当たり前と思っているルールが、他の業界や会社ではまったく違
うことがよくあります。
要件定義や外部設計を行うには、このような業務知識を多少なりとも身に
付けている必要があります。その会社の原価計算方法をヒアリングしている
のに、そもそもの簿記レベルの会計知識がなければ、その会社独自の原価計
算方法を知ることはできません。要件定義や外部設計といった開発プロセス
の上流工程では、業務知識と経験が必要です。製造業や流通業、金融業と
いった業界の業務知識を顧客の業務担当者以上に身に付けたエンジニアは、 ...