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開発環境の構築
開発環境を構築することは、外部設計や内部設計とは関係ありません。し
かし、次の工程である実装を行うためには、適切な開発環境が整備されてい
る必要があります。開発環境の整備には、技術的なノウハウも必要であるこ
とから、本書でも概要を説明します。
開発環境は、外部設計と内部設計が終わり、実装を行うために必要なビル
ド環境、テスト環境、バージョン管理などを含めたものです。開発環境を構
築する目的は、単に構築することだけではありません。開発プロジェクトで
開発環境を共有することにあります。1人で開発するのであれば、特に開発
環境を整備する必要はありません。複数の開発者で1つのシステムを開発す
るためには、開発する土台をあわせておかないと、出来上がるシステムがバ
ラバラになってしまいます。
開発環境の構築は、実装が始まる前に行う必要があります。開発環境を構
築せずに実装が始まってしまうと、開発者ごとに違った方法で開発が進んで
しまいます。また、経験の少ない開発者などは、ビルド環境を構築できずに
開発に着手できなかったりします。よくあるのは、人によってビルドするラ
イブラリのマイナーバージョンが違うケースや、ソースコードが共有されな
いために、いざ結合しようとするとインターフェイスが違うケースです。開
発はチームプレーです。開発環境を構築することで情報を共有できます。ビ
ルド環境を共通化し、誰でも同じ環境でビルドできるようにしてソースコー
ドを共有することで、プログラム間で齟齬がないようにします。 ...