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運用設計の中で、ソフトウェア設計と関係が強いものを次に示します。
●障害を監視するためのログ出力、ヘルスチェック方法の提供
●フェールオーバーのためのクラスタリングなどのシステム構成
●バックアップおよびリカバリーを行うためのミドルウェアやデータベー
スの選定
●リカバリーを行うためのデータの完全性を保つ設計(トランザクショ
ン、バックアップファイルなど)
●障害を分析するためのログ出力、システムダンプの提供
●簡単な起動・停止方法の提供
多くのシステム開発では、運用設計は開発プロジェクトの後半で行われま
す。開発プロジェクトの前半は、要件定義や設計で忙しいこともあり、要件
定義や設計が終わらないとどのようなシステムになるのかがわからず、運用
設計を行いにくいのが理由です。しかし、前述したようなソフトウェア設計
に密接な運用設計の観点もあり、これらがソフトウェア設計が終わってから
検討されるのは良くありません。できればソフトウェア設計が完了するまで
に、運用設計の中でソフトウェア設計に関連する部分だけでも検討するよう
にしましょう。
以上が、システム開発会社の視点で見た時の、システム開発に関する設計
についての説明です。また、その中から本書で扱う「設計」についても説明
しました。繰り返しますが、本書で扱う設計は次の2つです。
●ソフトウェア設計
●ソフトウェアアーキテクチャ設計
さらに、どのような用途で使うシステムなのかによって、設計方法も変
わってきます。組込みソフトウェアとクライアント/サーバー型、クライア ...