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概 念 モ デリング
次に、概念モデリングの説明に移ります。
概 念 モデ ルとは
ユースケースと同様に、概念モデルも要件定義の中で作成されることがあ
ります。そのため、皆さんが設計者として作業する場合には、概念モデルも
すでに作成済みかもしれません。ただ、ユースケースとは異なり、概念モデ
ルは設計の中で更新される可能性が高いものです。設計で画面設計などの外
部仕様を整理するうちに、足りない概念が発見されることはよくあります。
設計者が概念モデルを更新するのか、要件定義者が更新するのかは状況に
よって違うでしょうが、設計者としても知っていると非常に役に立つ知識で
あることは間違いありません。
ユースケースがシステムの動的な振る舞いを表すものであるのに対して、
概念モデルはシステムの静的な構造を表します。ユースケースを記述してい
ると、さまざまな概念が登場してきます。会員、注文、配送、返品などで
す。これらの概念がどのような意味で、どのような関連にあるのかは、ユー
スケースでは触れていません。どちらかというと、ユースケースではこれら
の概念の詳細にはあえて触れていないのです。ユースケースでは注文といっ
ているものが、どのような属性を持ち、商品とどのように関連しているかに
はまったく触れていません。例えば、注文と注文明細の関係のように、注文
明細は商品ごとに1つ作成されるような構造が一般的ですが、その構造は
ユースケースではなく概念モデルで明らかにします。