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復元力は、障害が発生してから、いかに早く正常に動作するように回復で
きるかを指します。復元力の指標として代表的なものは、MTTRおよび稼働
率です。MTTRは、平均修復時間(Mean Time To Repair)というもので、
障害の発生から平均してどのくらいの時間で修復できるかを指します。稼働
率は、可用性(availability)の指標でもあります。
稼働率=MTBF/(MTBF + MTTR)
仮に、1年間を障害なしで稼働するシステムがあり、1年に1回だけ障害
が発生するとします。その障害の復旧に1 時間かかる場合、稼働率は次のよ
うになります。
●MTBF=365日×24 時間= 8760 時間
●MTTR=1時間
●稼働率=MTBF/(MTBF + MTTR)=8760/(8760 + 1)=99.99%
復元力を高めるには、システムのリカバリーについて検討する必要があり
ます。障害の種類と発生箇所に応じて、どのような手順でリカバリーするの
かを運用手順も含めて設計します。例えば、データベースがダウンした場合
などに、どのようにしてデータを正常なものに戻すのかを検討します。これ
は、バックアップ方法などの運用設計とも関連します。最近では、地震など
の大規模災害からデータを守るためのディザスタリカバリーなども検討され
ています。
障害許容性は、フォールトトレランスとしても知られています。フォール
トトレランスは、略してFTと呼ばれることもあります。これは ...