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ユースケース 分 析
次に、ユースケース分析に話を進めます。
ユースケースとは
ユースケース分析は、要件定義として行われることが一般的です。もしか
したら、皆さんが設計者として開発プロジェクトに携わる時には、すでに作
成済みかもしれません。その場合は、ここから先の説明は読み飛ばしていた
だいてもかまいません。ただ、ユースケースから画面や外部システムI/Fな
どの外部仕様を導き出すので、「ユースケースとは何で、どのようなものか」
というユースケースの概要くらいは知っておく必要があります。
ユースケース分析が要件定義の中で行われる場合は、ユースケースを記述
するのはシステム開発のユーザー企業側かもしれません(図3-2)。
従来は、要件定義書といっても、Wordなどを使って文章で書かれたもの
でした。そこには標準的な規約も基準もありません。設計者の考えた章立て
や構成で、設計者の頭の中の要件が文章で書かれているだけです。時には、
記述の粒度もレベルも関係なく、ただ箇条書きになっているだけのものもあ
ります。まさに、雲のようなモヤモヤしたものなのです。システム開発側
は、その要件定義書から不明事項を質問したり行間を読んでみたり、四苦八
苦しながら検討して開発の見積りを行います。そのため、SE(システムエ
ンジニア)と呼ばれる顧客の業務に詳しい人が、提案や見積り段階から参加
して要件定義書の曖昧さを埋めるのです。しかし、ユースケースを使うこと
で要件の粒度や表記方法に統一感ができ、その後の開発が行いやすくなりま ...