January 2026
Beginner to intermediate
392 pages
4h 6m
Japanese
この章では、マネージメントについて簡単に説明をしたいと思う。マネージャーには、大きく分けて3つの役割がある。リーダー、フィクサー、コーチの3つだ。それぞれの役割について簡潔に説明し、私の体験上、どの役割にどのような難しさがあるか、ということにも触れる。コーチ、フィクサー、リーダーの順に説明しているのは、その順に難しくなっていくと思うからだ。
マネージャーの最も基本的な役割である。マネージャーであるからには、チームの他の人たちに比べて経験は豊富なはずである。その経験で苦労して得た知恵を皆に分け与えるのはマネージャーの重要な仕事である。経験の多くはあらかじめ予定して得たものではないだろう。仕事は誰もが効率的に円滑に進めたいと思うものである。その通り効率的に仕事が進めば思いがけない体験などすることは少ない。だが、その思いがけない体験こそが貴重なのだ。
問題が起きることもある。誰かと誰かの間に軋轢が生じることもある。あなたが自分の目でそれを見ることもあれば、誰かからそれを聞くこともあるだろう。いずれにせよ、マネージャーであるあなたの仕事はそれを悪化させることではなく、関係者を教育することだ。
そのためにはたとえば次のようなことを言うといいだろう。
こうして助言をすることでチームは強くなっていき、あなたは皆にとって親しみやすいコーチとしての立場を確立することになる。
ただ、私には苦い経験がある。
転職してしばらくしてから、前職で私の仕事を引き継いだ人からメールが届いた。文面には親しみがこもっていた。チーム作りについて色々と知りたいので教えて欲しいという。私は即、返信した。「わかった。もちろん教えるよ」 ...
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