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9 章 カードは始まりにすぎない
「どういう意味?
何かを書かなければならないだろう?」
アリスターは答えた。「何かを書かなければならないんだとしたら、
1
枚目のカー
ドにはやろうと思っていることを書いて、
2
枚目のカードには「
1
枚目のカードを修
正する」、
3
枚目のカードには「
2
枚目のカードを修正する」と書けばいんだ。一つ
ひとつのストーリーについてこのサイクルを
3
回はやらないと、学習しないよ」。
従来のプロセスでは、学習するなどと言えば、スコープクリープだのまずい要件だ
のと言われるだろう。しかし、アジャイルプロセスでは、学びは目的だ。自分が作る
すべてのものから学びのためのプランを立てる必要がある。そして、間違いのために
かなりの時間を使うプランを立てる必要がある。
3
章のエリックの戦略は、小さなソリューションを作り、
viable
になるまでそれの
ためのイテレーションを続けられるようにするものだった。エリックは、毎回のリリー
スから学ぶことを計算に入れていた。
4
章でマイクとアーロンが使っていたモナリザ戦略は、一つひとつのストーリーを
より小さく薄くデリバリーできないサイズにスライスすることによって、より早く学
習できるようにするものだった。それにより、デリバリーの予算をうまくやりくりし
て期限内に製品を完成させられるようにしていたのである。
これらはどちらも優れた学習戦略である。実際に試してみるといい。同じような効
果を持つ戦略を自分でも考え出そう。しかし、自分がいつも正しいと思わないように
することだ。あなたもがっかりすることが必ずあるはずだ。 ...