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12 章 岩を砕く人
悪く思わないでほしい。良い製品開発についての私の考え方からは、プロダクトオー
ナーは重要なリーダーである。彼(女)は、製品とチーム全体が同じ方向に向かって
動いていくようにコントロールする人物だ。
これと対照的な考え方は委員会による設計、すなわち何をするかについて全員が平
等に意見を言うという、きわめてたちが悪いアンチパターンである。持っている時間
と資源では
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つのことしかできないとき、委員会は妥協をする。私の元妻と私は、レ
ストランを選ぶときによくこれをしていた。彼女はシーフードを食べたがり、私はメ
キシコ料理を食べたがる。そして、私たちはどちらもいいと思わない店を選んでしま
うのである。委員会に時間と資源の制約がなければ、私たちはすべてを行う。あなた
もそのようなソフトウェアを使ったことがきっとあるだろう。誰も数えられないくら
いの機能を持つ製品だ。このような製品には、機能がなかなか見つからず、使い方を
すぐに忘れてしまうという大きな問題がある。
優れたプロダクトオーナーは、自分が良い判断をするために必要な人々をまわりに
集めている。彼らは異なる専門能力と意見を組み込む。しかし、最終的には、資源に
は限りがあり、製品の成功がかかっているので、何らかの判断を下さなければならな
い。そして、その決定に不満を抱く人は必ず出てくる。友人のリーザ・ライフェルト
は、それについてこう言っている。「コミュニティによる設計は委員会による設計で
はない。設計が民主的になることは決してない」
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