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3 章 より早く学ぶためのプラン
たちがいることを突きとめ、その方法も考え出した人物がいた。エリックは、チーム
としてそのアイデアを取り上げて前進させていった。プロダクトオーナーとはそうい
うものだ。プロダクトオーナーが自分のすばらしいアイデアだけを相手にしていると
思っていたら、それは大間違いだ。他人のアイデアを取り上げ、それを成功させるた
めに力を貸したり、逆にうまくいかないことを証明したりするのは、プロダクトオー
ナーの仕事のなかでももっとも難しい部分のひとつである。エリックのような優れた
プロダクトオーナーは、チーム全体が製品のオーナーという意識で働けるようにする
ものだ。
3.1
オポチュニティを議論するところから始めよう
エリックは、ユーザーストーリーのバックログを作るところから仕事を始めたりは
しなかった。彼はその誰かの大きなアイデアからスタートし、それを会社のためのオ
ポチュニティ(好機)として扱った。実際にチャンスだったのだ。彼は会社の幹部と
会話して、アイデアの理解に努めた。彼らが議論したのは次のようなことだ。
•
大きなアイデアとは何か?
•
顧客は誰か?
この製品を買いそうな会社はどこか?
•
ユーザーは誰か?
それらの会社でこの製品を使いそうなのはどういうタイ
プの人々か?
彼らは製品を使って何をするか?
•
彼らはなぜ製品を使いたいと思うか?
顧客、ユーザーは、今解決できない
どのような問題を解決しようとするか?
•
なぜ私たちはそれを作るのか?
この製品を作り、製品が成功を収めたら、 ...