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1 章 マイクロインタラクションのデザイン
はマイクロインタラクションなど意識しません。それでいてマイクロインタラク
ションは、その小ささや目立たなさにもかかわらず、信じられないくらい重要で
す。「こよなく愛する製品」と「許容範囲の製品」の違いを生んでいる要素がマイ
クロインタラクションであるケースは多いのです。すぐれたマイクロインタラク
ションは私たちの生活をより楽な、より楽しい、よりおもしろいものにしてくれ
ます。まさにそういうすぐれたマイクロインタラクションをデザインする方法こ
そが、この本のテーマなのです。
まずこの章では、特徴的機能ではあるもののマイクロインタラクションとは呼
べないもの
−
これをここではフィーチャーと呼ぶことにしましょう
−
を、マ
イクロインタラクションと区別する方法、それにマイクロインタラクションの大
まかな歴史を紹介します。続いて、マイクロインタラクションを構成する4つの
要素を紹介します。各構成要素については、2 章から 5 章でひとつひとつ詳細に
解説していきます。ここで説明するマイクロインタラクションの「モデル」は、マ
イクロインタラクションを分析、説明するための手段となり、実際にマイクロイ
ンタラクションをデザインあるいは改善する際に役立つはずです。そして6章で、
マイクロインタラクションをベースにして、アプリやサービスにうまくまとめ上
げる方法を紹介します。
1.1 機能ではないが侮れない存在
マイクロインタラクションとマクロインタラクション(フィーチャーのレベル
でのインタラクション)は、すぐれたデザインが伴えば強力なコンビとなりえま
す。まさにこれが UXデザインのツボです。つまり、全体にも細部にも配慮するこ
とで、すばらしいユーザ