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2 章 トリガー
図2-3 Ubuntu Linuxのデスクトップではアイコンにファイルの内容(ファイル冒頭の数行の
最初の数文字)を表示することができる
2.1.1 データを前面に
手動トリガーに関する第3の原則は「データを前面に出す」です。マイクロインタ
ラクション内部に含まれるデータをトリガーに反映する形で提示することも可能で
す。マイクロインタラクションが起動されるときでなくても、処理が進行している
ときに、内部の情報を何らかの形で表示できないか考えてみましょう。表示できる
情報のうちでもっとも価値があるのは何でしょうか。この答えを出すには、マイク
ロインタラクションが何のために使われるのかを理解する必要がありますが、ユー
ザーは鍵となる情報を使い始める前に知らなければならないのです。簡単な例とし
て株式市況アプリを考えてみましょう。株式市場や保有株の状態を(色や矢印で)
表示すれば、ユーザーにマイクロインタラクションを起動するよう(あるいは起動
しないよう)促すことができます。トリガー自体が、ひと目で状況を把握できる情
報源となり、トリガーを使うかどうかの判断の手掛りになるのです。
トリガーでアプリの処理状況を示すこともできます(図2-4)。処理を開始する
ボタンに処理が終わるまでの時間を表示することもできるでしょう。トースター
のボタンに、トーストが焼き上がるまでの時間を表示するといった具合に。