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3 章 ルール
2010年10月、Apple は「Back to the Mac」というイベントを開催し、その時点
での最新版OS X Lion(バージョン10.7)を発表しました。発売は9か月後の 2011
年7月。初日だけで 100 万本が売れました。OS X Lionではカレンダー、メール、
連絡先のアプリケーションがバージョンアップしました。しかしそうした変更の
中に Appleが不要だと判断してなくしてしまったために、注目を集めたマイクロ
インタラクションがありました。[別名で保存]です。
1980年代初め、ファイルを保存するコマンドには[保存してファイルを閉じる
(Save and Put Away)](Xerox Star)や、[保存して続ける(Save and Continue)]と
[保存してファイルを閉じる(Save and Put Away)](Apple Lisa)といった名前が付
いていました。やがて[保存して続ける]はただの[保存]になり、一方[保存して
ファイルを閉じる]は、おそらく記憶容量が増えて複数の文書を同時に開いておけ
るようになった時点で姿を消しました。
[別名で保存]は1980年代に[コピーに名前を付けて保存]という形で始まった
ようです。これによって現在の文書の名前は変えずに別の名前でコピーを作って
おくことができるようになりました。アプリケーションによってはこの 3つ、[保
存][別名で保存][コピーに名前を付けて保存]がすべて揃ったものもありました。 ...