訳者あとがき
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訳者あとがき
この本を初めて読んだとき、だいぶ昔に使っていたパソコンのOSのことを思い出しました。
ひとつ大嫌いだったことがあります。
パソコン内のフォルダを丸ごと別のフォルダ内にコピーすると、アニメーションとともに
「予想残り時間」が表示されるのですが、それがファイル単位で表示されるのです! 1,000個
のファイルが入ったフォルダがあるとすると、まずファイルのアイコンがひとつのフォルダか
ら別のフォルダにコピーされているアニメーションとともに「あと1秒です」といったような
表示が出て、すぐに消えます。たったひとつのファイルをコピーするのですから、そんなに
時間はかかりません。続いて2番目のファイルをコピーするためにも同じようなアニメーショ
ンと表示があり、3番目のファイルについても同様で……。これを1,000回繰り返すのです。
こちらが知りたいのは、フォルダ全体をコピーし終わるのにあとどれだけ時間がかかるか
です。ファイルひとつひとつのコピーにかかる時間がを表示して、いったい何の意味がある
というのでしょうか。
こういった細かいところが好きになれないせいもあって、このOS
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Microsoft Windows
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は、できるかぎり使わないで済ませていました。私が当時好んで使っていたAppleの
Mac OSにも文句をつけたくなるところはいくつかありましたが、少なくともこのような「摩訶
不思議」としか思えない動作はなかったように思います。この「フォルダのコピー」は特に印
象に残っている例ですが、WindowsとMac OSでは細かな使い勝手に対する姿勢が、かなり
違っていました。パソコンのOSで圧倒的なシェアを握っていたのはWiondowsでしたが。
この本の著者