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5 章 ループとモード
可視トリガーにもなります。検索入力フィールドの「オートフィル」もこの例です。
入力フィールドに文字が入っているときにだけオートフィルの候補が表示される、
一種のバネ仕掛けのモードです。
同じことが1回完結のモードにもほぼ当てはまります。1回完結のモードとは、
ひとつの操作をする間だけ有効で、その直後に解除されるモードです。たとえば
iOSでテキストをダブルタップすると選択機能が有効になり、全選択やコピーなど
のコマンドをひとつ選択するとそのモードは終了します。Microsoft Office には、
ユーザーがテキストをハイライトさせたときにだけ表示される書式設定用のいわ
ゆる「ミニバー」があります(図 2-2)。また、OS XのOmniGraffle では、(ラインツー
ルなどの)選択したツールを一度使うと、デフォルトの状態(ポインタ)に戻りま
す。1回完結のモードは、(OmniGraffleの例のような)すばやい切り替えや(iOSお
よびOfficeの例のような)コンテキストに依存する用途に最適です。
1回完結のモードはジェスチャーや声によるマイクロインタラクションにも有
効です。たとえば音声認識機能を使ってXboxを操作する場合、「エックスボック
ス」と声に出して言うことを合図として、コマンド実行の1回完結のモードに入り、
「照明、暗く」とか「テレビ、オフ」といったコマンドを実行していると見ることが
できます(架空の例ですが、SF シリーズ『スタートレック』の宇宙船エンタープラ
イズ号艦内で、艦搭載のコンピュータに対して艦長が命令する「コンピュータ、ラ
イカー中佐の位置を特定しろ」なども同様です)。
ジェスチャーを使ったインタフェースの場合も、ウェーブな