6.1 例 1 モバイル機器用のアプリ
171
うなるでしょうか。バッジに1230 と表示しますか? それでユーザーに意味が通じ
るでしょうか。
バッジは通常、未読のメールやメッセージなどの件数を示すのに使いますから、
これは珍しい使い方で、ユーザーが戸惑ってしまう恐れがあります。おまけに、
バッジで時刻を表示する方法では、表示できる時刻がひとつだけという制約が生
じてしまい、複数の時刻を表示できません。もっとも、これは必ずしも悪いこと
ではありません。アラームをひとつだけしかセットできなければ、ルールははる
かにシンプルなものになります。ただ、複数のアラームをセットして、しかもセッ
トした時刻をバッジで表示することも不可能なわけではありません。アラームを
セットした時刻のうち、いちばん最初に
4 4 4 4 4 4 4
アラームが鳴る時刻をバッジで表示する
のです。
しかしこれでも混乱が生じる恐れは残ります。混乱はマイクロインタラクショ
ンの敵です。不安が残るときには、よりシンプルな道を選ぶべきです。ですから
このバッジに関する制約が解消されるまでは(あるいはこのアプリを別のプラット
フォーム向けに作り変えるまでは)、「前面に出すデータ」は、すでにセットされ今
も秒読みの続いているアラームの件数だけにすべきです。時刻を表示する場合ほ
ど有用ではありませんが、アラームがセットされているか否かをひと目で確認で
きますから、ある程度の役には立つはずです。
6.1.3 トリガー
次はトリガーについて考えてみます。iPhone のアプリを作るのですから、トリ
ガーは当然「iPhoneのホーム画面に置くアイコン」になります。トリガーを何にす
るかはこれで決まりました。
トリガーにはラベル ...