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通信の暗号化
ここでは、POP over SSL/TLS を設定済みのサーバーにコマンドでアクセ
スし、メールを受信することについて考えます。Telnet では暗号化通信がで
きないため、OpenSSL のコマンドを使います。
ログインしたあとの使い方はこれまでと同じです。
■ SMTP の経路を暗号化する
メール を 送 信する と き に使 わ れ る SMTP でも、POP over SSL/TLS や
IMAP over SSL/TLS のようなプロトコルがあり、SMTP over SSL/TLS
(SMTPS)と呼ばれています。
SMTP over SSL/TLS は、SMTP プロトコルを SSL/TLS を使って暗号
化する手法で、メールソフトとメールサーバーの通信に新たなプロトコルを使
います。
具体的には、SMTP サーバーに接続するとき、事前に SSL/TLS による接続
を確立します。その後、SMTP クライアントと SMTP サーバー間の通信は、
SSL/TLS によって暗号化されます。
これを実現するには、POP over SSL/TLS のときと同様に、メールサー
バーに秘密鍵と証明書を配置します。Postfix の設定ファイルである「main.
cf」では、次のように秘密鍵と証明書の場所を指定しています。
$ openssl s_client -connect pop.example.com:995 -crlf
+OK Capability list follows
USER ...