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送信者の認証による対策
この場合は、エンベロープ From とヘッダーの From は異なりますが、エ
ンベロープ From と対応するメールサーバーの IP アドレスが一致するため、
SPF は PASS しています。
つまり、SPF を設定するだけでは、問題ないメールのように見えてしまい、
差出人のメールアドレスのみを見て判断している一般の利用者が差出人の偽装
を完全に見抜くことは難しいものです。
このように、SPF だけを使うのではなく、後述の複数の方法を組み合わせ
ることが求められています。
■ SPF レコードの記述方法
この節の冒頭では、DNS の SPF レコードとして、次のような値を記述しま
した。
この指定方法を間違えるとスパムメールと判断されたり、送信すらできなく
なったりする可能性があるため、慎重に設定しなければなりません。間違えや
すい部分もあるため、その記述方法について知っておきましょう。
まずは最後の「-all」という指定です。これは、「指定されたもの以外は許可
しない」という意味です。つまり、上記の場合は「192.168.1.1」という IP
アドレス以外から送信されたメールは許可されません。
つまり、この IP アドレス以外からのメールは削除されるべきであることを
意味し、ハードフェイルと呼ばれます。ハードフェイルの場合、正規のメール
サーバーからのメールは「Received-SPF: pass」、それ以外のメールサーバー
からのメールは「Received-SPF: fail」と表示されます。 ...