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送信者の認証による対策
■ SPF でメールサーバーのドメインを認証する
前節で解説したように差出人を偽装されると、受信者は From 欄に書かれ
ている内容を信頼できなくなってしまいます。請求書を添付したメールが送信
されるようなビジネスメール詐欺では、差出人の名前やメールアドレスを信頼
して、メールに記載されている通りに振り込んでしまい、金銭的な被害に遭う
可能性があります。
このように偽装したメールを送信できてしまう理由として、自分が使用して
いるメールアドレス以外を指定してもメールを送信できてしまうことが挙げら
れます。OP25B や SMTP AUTH のような手法で送信者を認証する方法はあ
りますが、これは送信者が正規のアカウントであるかの認証であって、差出人
のメールアドレスを調べるものではありません。
そこで、メールの差出人として指定されたメールアドレスが、正規のメール
サーバーを経由して送信されたのかを受信者が確認できるしくみが求められま
した。これを送信ドメイン認証といいます。
送信者側が設定することによって送信ドメイン認証を実現する方法の 1 つ
が SPF(Sender Policy Framework)で す。SPF は RFC 7208 で 定 め ら
れている技術で、メールに書かれている「エンベロープ From のドメイン」
と「送信元のメールサーバーの IP アドレス」が一致しているかを受信側のメー
・正規の送信者の確認方法を知りたい方
・SPF と DKIM、DMARC