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メールの容量制限、再送、輻輳
■ メールの輻輳
一定期間内に大量のメールが特定のメールサーバーに送信され、処理が追い
つかないときに発生する現象を輻輳といいます。洪水という意味の「フラッ
ディング」という言葉が使われることもあります。
メールの輻輳が発生すると、メールの配信が遅延するだけでなく、配信の失
敗やメールサーバーの停止などを引き起こす可能性もあります。
このような輻輳が発生する理由として、スパムメールの大量送信やメール
サーバーの性能不足、短期的なアクセス集中が挙げられます。短期的なアクセ
ス集中の例として、年始における「年賀状メール」などがあります。
このようなメールの輻輳を防ぐために、メールサーバーではさまざまな対策
を実施しています。
対策 1:スパムフィルタの利用
大量のスパムメールを検出し、削除または隔離するソフトウェアとしてスパ
ムフィルタがあります。スパムメールを削除または隔離することにより、全体
的なメールの量を減らすことで、メールサーバーにかかる負荷を軽減できます。
対策 2:サーバーリソースの拡張
定期的にメールの転送量やメールサーバーの CPU 使用率、ネットワークの
使用状況などを確認していると、その限界を想定できます。徐々に使用率が増
えている場合、事前に通信量の増加を見越して、メールサーバーのハードウェ
アの増強やネットワークの増設、サーバーの負荷分散などさまざまな方法でリ
ソースを拡張できます。
対策 3:トラフィック制御の導入
一定の時間内に送信可能なメールの数を制限する技術としてトラフィック制 ...