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コンピュータやインターネットが普及した現代社会において、私たちは
たくさんの情報に支えられて便利な生活を送ることができるようになりま
した。普段意識することはありませんが、少し周りを見渡すだけでもSNS
やメッセージアプリ、電車の時刻、勤怠システムに記録される時間、地図
アプリで出てくる飲食店の情報、スマホに通知されるスケジュール、イン
ターネットでお買い物するときの商品情報など、たくさんの情報を浴びな
がら暮らしていることがわかります。
そしてこのような情報は今日も世界中のいたるところで増大し続けて
います。これらの膨大な情報はどこにどのように保存されているのでし
ょう。そして自身で大量の情報を取り扱う際にはどうすればいいのでし
ょうか。この問題を解決するための大きな柱となる技術がデータベース
です。
本書では、次のようなデータベースを取り扱ううえで最初に知っておく
べき内容を網羅しています。
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データベースの基礎知識
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データベースの操作方法
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システム設計の知識
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データベース運用の知識
データベースの技術はこれからも少しずつ進化していくことが予想され
ますが、根底となる基本的な知識はシステム管理者や設計者、エンジニア
にとって長期にわたり役立つことでしょう。この本がその理解の一助とな
ることを願っております。また、これからデータベースに携わる方々の最
初の1 冊として、活用していただけましたら幸いです。
2020 年 12 月 坂上幸大