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データ同士の関係を図で表す
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ER図は、エンティティとリレーションシップを図で表したものです。
厳密にいうとER図にもいくつか種類があって、必要に応じて概念モデル
→論理モデル→物理モデルの 3 層に分けて作成します。概念モデルはよ
り抽象化した図でシステムの全体像を広く把握することができ、物理モデ
ルに近づくにつれて実際のデータベースの構築に必要な詳細な情報を記載
します(図5-12)。
ER図を用いなくてもデータベースの設計はできますが、これを見るこ
とで
ようになりますので、必要に応じて作成しておくこと
で、データベース構築が円滑に進められるようになります。
ER図は以下のようなプロセスで役立ちます(図 5-13)。
テーブル設計
ER図はシステム全体のロジックや業務のしくみ、登場人物やモノ
を網羅的に表現することができます。そのためテーブル設計において
漏れなく必要な要素を決定するのに役立ちます。
問題点の把握
データベースに設計上の問題が起こっているとき、既存のデータベ
ースの全体像を一目で把握することができ、問題点を特定して解決案
を導くのに役立てることができます。
ER図はもちろん紙に書いてもいいですし、複数のメンバーで共有する
のであれば
でしょう。ER図を作成する専用のソフトもありますので、それを使う
方法もあります。