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機密データを変換して保存する
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外部からの不正なアクセスや、内部の不正行為、盗難や紛失によってデ
ータベース内の機密情報が流出してしまう事故は、たびたび話題になりま
すが、情報漏えいを防ぐために必要な対策の1 つとして、データベースの
情報を暗号化することが挙げられます。
です。例えば「東京都渋谷区」という住所のデータを
暗号化でそのままでは意味のわからないデータに変換して保存すれば、外
部から見られても内容を読み取ることはできません(図6-14)。暗号化さ
れたデータは特別な処理でもとに戻しますが、これを復号化といいます。
データを保存するときの暗号化を行うタイミングによって以下のような
方式があります(図6-15)。それぞれ対応できる対策の範囲や実装方法が
異なります。
❶
データを格納する前にアプリケーションで暗号化してから保存する
方法です。データベースには暗号化された状態でデータが保存される
ので、データを取得する場合も暗号化された状態で取得することにな
り、アプリケーション側で復号化を行います。
❷
多くのデータベース管理システムには暗号化の機能があります。管
理システム側でデータの格納・取得時に暗号化や復号処理を行うた
め、アプリケーション側では暗号化を意識する必要がなく便利です。
❸
データを格納しているストレージの機器や ...