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システムを導入する流れ
5-1
システムを導入する際にあらかじめ考えておくべきことを整理しないで進
めてしまうと、
と、思わぬトラブルにつながることがあります。
それを避けるためには、システムを導入するまでの手順を整理しておく
必要があるでしょう。よくあるシステム開発の進め方として、おおまかに
要件定義、設計、開発、運用のステップがあります(図5-1)。
❶要件定義
何か現状に問題があって、それを解決するためにどのようなシステ
ムにするのかを決める工程です。ここで課題や要望をヒアリングし、
どのような機能が必要なのかを洗い出していきます(5-4参照)。
❷設計
設計は要件定義をもとに、それを実現するための仕様を決める工程
です。データベースは、どのようなテーブルやカラムを設けるか、カ
ラムにどのような型や制約をつけるか、ということを決めます。デー
タベース設計の手段として、ER図(5-7 〜 5-9 参照)を用いたり、
正規化(5-10〜 5-13参照)を行ったりすることもあります。
❸開発
開発の工程では、設計した内容をもとにして、ソフトウェアやデー
タベースを形にしていきます。データベースでいえば、SQL言語など
を用いてテーブルを作成し、カラムに制約を設定していきます。
❹導入・運用
組み上がったシステムを業務へ導入したり、ソフトウェアを公開す ...