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■
15
章
次元を扱う
15.13
議論
未知種問題は、活発に研究が進められている分野である。本章のアルゴリズムは、
新たな貢献だと私は信じる。本書の約
200
ページで、確率の基本から研究の最前線ま
で到達した。私は、満足だ。
本書の私の目標は、
3
つの関連したアイデアを提示することだ。
●
ベイズ思考(
Bayesian thinking
):ベイズ分析の基礎は、確率分布を使って確かで
ない信念を表現し、データを使って、分布を更新し、結果を使って予測を行い決
定に必要な情報を与えるというアイデアにある。
●
計算論的方式(
computational approach
):本書の前提は、ベイズ分析の理解に
は、コンピュータを使う方が数学を使うよりもやさしくて、実世界の問題を迅速
に解けるように、手を入れやすい再利用可能な構成要素を使ってベイズ手法を実
装するのはたやすいということである。
●
反復モデル(
iterative modeling
):実世界の問題のほとんどは、モデル化に際する
決定と、現実性と複雑さとの間のトレードオフを含んでいる。モデルにどのよう
な要因を含むべきか、どれを抽象化によって捨象できるかということは、前もっ
て知ることができないことが多い。最良の取り組み方は、反復すること、単純な
モデルから始めて、できたモデルで検証しながら、徐々に複雑さを追加すること
である。
このような考え方は、多方面に使えて強力である。科学技術のほとんどの分野の問
題に、単純な例から現在行われている研究に至るまで、適用 ...